価値発生の原則
Posted on 2012年3月6日
価値を生み出すためにはどのような事が必要か、価値生成の方法論についてまとめる。
価値を生み出す原理原則
- 環境、文化、思想、時代、人間欲求、人間行動を理解し、現状の問題を定義する。
- 定義した問題を、積み重ねた知識、経験、センス、テクノロジーで解決し、現状よりも良い代替案(より良いオファー)を提示することで、価値を提供する。
- 常に、何かを置き換える。「今より良くなるように、置き換える」事を意識する。
- 価値発生は「選ばれること」から始まる。選ばれるためには、独自性を持つことが重要。
- 最もシンプルな価値とは「独自性」。なぜなら、独自性を持つものは、それだけで選ばれる理由になるから。
- 価値設計時は、「どうすればユニークになるか」に主眼を。独創性が求められる。
- 独自性を生み出すものは、創造性。
- 更には「独自性のある関係性」がより価値を生み出す。独自性のある関係性を探し続ける。
価値を生み出すメカニズム
- 特定のジャンルを決めて、「人が価値を感じるもの、興味を持つもの」を創る。
- それに興味がある人が、集まる。
- 人が集まっているので、商品を提示すればパレートの法則に従い20%の人にモノが売れる。
- 売上が発生する。
価値を生む場所と機会
- 「価値の偏在性をみつける」こと。歪み、偏り、過剰、不足、暴騰、暴落 がキーワード。
- 自分の価値、自分が当たり前のように持っているモノの価値は、「常に自分の外と下にある」。
価値を伝えるためには
- 「わかりやすい価値」を伝える。「わかりやすく」価値を伝える。
- 他の人にとって「わかりやすい価値」とは何か?
- 「見えないもの」を「見える」ようにする。
- 「触れないもの」を「触れる」ようにする。
- 「すぐに効果がでないもの」を「すぐに効果が出る」ようにする。
- 「メリットがわかりづらいもの」を、「メリットをわかりやすく」する。
- 「1度しか使えないもの」を「何度も使える」ようにする。
- 「難しいもの」を「簡単に」する。
- 「手間がかかるもの」を「手間入らず」にする。
- 「メンドクサイもの」を「すぐにできる」ようにする。
- 買った後どうなるかを想像できるようにする。「これならいける!」と信じられるイメージを創ってあげなきゃいけない。
- 「お得」にする。
最も価値のあるモノとは何か?
- 人間の時間こそ、最も価値のあるモノ。
- 結局は、ある人の今の時間が「楽しいか、楽しくないか」ということ。
- 相手、利用者が「どういう欲求を持っているか」を知るのが価値の源泉。価値ある人工物とは、価値交換を通じて、人の欲求を満たすように設計されていなければならない。
Be the first to leave a comment